日本マレーシア学会(JAMS)の運営方針(2016/17-2017/18年度)

2016-17年度のJAMSの運営方針は、これまでに構築した外部との連携を維持しつつ、JAMS会員相互の連携の強化も図っていきたいと思います。

JAMSはこれまで、研究連携ウィングと社会連携ウィングを置き、国際シンポジウムの開催や他の学会・研究会との共催によるシンポジウム等の実施などの国内外における学術交流を進展させるとともに、官公庁や企業、NGOとの連携も進めてきました。こうした取り組みを今後もさらに発展させ、定着・強化させていくにあたり、歴史的にも、またグローバル化が進展する今日においても、マレーシアを多様な地域との関係性の中でとらえることが重要となっています。

そのため、マレーシアをメインの研究対象とする会員も、マレーシア以外を専門地域としてマレーシアに関心を持つ会員も、特定の専門分野を持ってマレーシアを事例の一つとしてとらえる会員も、互いに意見・情報を交換できる場をこれまで以上に積極的に設けていきたいと思います。また、その過程において、学生会員の研究を支援する場も意識的に設けていきたいと思います。
このため、今期は次の2つことを新しく試みます。

会誌『マレーシア研究』は会員の研究成果を社会に発信する媒体であり、冊子体による発行の後に電子版を学会HPで公開しています。会誌の刊行が年間に1号であるため、査読を経て掲載が決定してから掲載された号が実際に刊行されるまで時間がかかる場合がありますが、今年度より、掲載が決定して編集作業が済んだ時点で電子版として学会HPで公開し、その後に冊子体として発行するという手順をとることにしました。これにより、研究成果を早く社会に発信することが可能になります。

また、学問分野や研究テーマにおいて多様な広がりを持つ「マレーシア研究」について、これまでどのような研究課題についてどのような研究が行われてきて、さらにどのような研究課題が残されているかについて、会員の業績を中心にこれまでの蓄積を整理する作業を行います。従来の研究の蓄積を整理して共有することは、1990年代以降に大きく変化を遂げつつあるマレーシアの今日と行く末を理解する上でも不可欠であり、これからマレーシア研究に取り組もうとする人たちへのガイドともなるはずです。

金子芳樹会長のもと、これらの試みを通じて、様々な立場からマレーシアに関心を持つ人たちのネットーワーク構築というJAMSの目的を一層進展させていきたいと思います。会員のみなさんにはぜひとも積極的な参加をお願い申し上げます。

運営委員長 篠崎香織

過去の活動方針と運営体制
 2014/15-2015/16年度の運営方針
 2012/13-2013/14年度の運営方針
 2010/11-2011/12年度の運営方針
 2008/09-2009/10年度の運営方針
日本マレーシア学会(JAMS)